
「生徒の主体性を育み、一人ひとりの夢を実現する豊浦」
山口県立豊浦高等学校 校長 三谷 和徳
本校の淵源は、寛政4年(1792年)の藩校敬業館の創立に求められますが、正式に発足したのは明治32年(1899年)の山口県豊浦中学校創立の時期です。
本校は、今年で124年を迎え、同窓生も2万3千名を超えております。地域社会をはじめ、全国各地で活躍しておられますことは、本校の大きな誇りであります。
本校の校訓三綱は「至誠一貫」「進取向上」「自治協同」です。また、教育目標として、知性を磨き体を鍛え、徳の備わった、社会のリーダーたる人材の育成を目指し、「『文武一徳』の人づくり」を掲げています。これらの校訓、教育目標の下、教職員一丸となって、地域から信頼される魅力ある学校づくりに取り組みながら、「進学も部活も元気な生徒が主役の学校」をめざしてまいります。
今年度は、全日制普通科539名でスタートいたしました。これからも豊浦高校の歴史と伝統を大切にしながら、急激に変化する社会を乗り越え、主体的に未来を切り拓いていく力を育成するとともに、生徒一人ひとりの進路実現を図れるよう取り組んでまいります。
また、本校は、保護者の方や地域の方などを委員とする学校運営協議会を設置して、コミュニティ・スクールを導入しています。学校・家庭・地域の連携協働の下に、これまで以上に地域の発展にもつながるよりよい学校づくりを進めていきたいと考えています。
最後に、新型コロナウイルス感染症については、国や県からの通知を受けて、本校においても、令和5年4月1日より、マスクを着けないことを基本として教育活動を行うこととしています。また、令和5年5月8日から、新型コロナウイルス感染症の扱いが、感染症法上において2類から5類感染症(季節性インフルエンザと同等)に位置づけられることもあり、今後は、コロナ前の活動を取り戻し、生徒の笑顔が溢れる「進学も部活動も元気な、生徒が主役の学校」をめざしてまいります。今後とも、本校教育に御理解と御協力をいただきますようお願い申し上げます。
令和5年(2023年)4月